遺影写真の額縁の種類とサイズは？選ぶときのポイントについても解説

遺影写真の額縁は写真を飾る場所に応じて、適切なサイズと形式を選びましょう。額縁の形式は据え置きと壁掛けの2つです。

葬儀の際の遺影写真の額縁は個別に用意する必要はありません。なぜなら葬儀のプランに含まれることが多いためです。
ただし、特定の額縁を使用したいときはその旨を伝えれば対応してもらえます。

額縁を選ぶポイントは、素材や色などです。故人様の人柄や好みが偲ばれる額縁を選べば、故人様をより身近に感じられます。

今回の記事では、額縁の種類とサイズや選び方について解説しています。額縁を選ぶポイントを押さえて、適切なものを用意できるよう記事を読み進めましょう。

遺影写真に使用する額縁の種類とサイズ

遺影写真に使用する額縁の種類は2つあります。

• 据え置き型
• 壁掛け型

額縁のサイズは以下の4つです。

• 四つ切り
• A4
• L判
• はがき

額縁の種類とサイズごとに、設置に適している場所を以下にまとめました。

額縁	サイズ	適している場所
据え置き型	L版 はがき	仏壇 焼香台
壁掛け型	四つ切り A4	祭壇 床の間

額縁を選ぶときのポイント

額縁を選ぶときのポイントは3つあります。

• 故人様の雰囲気に似合うものを選ぶ
• 裏面加工されているかどうかを確認する
• 破損しにくいものを選ぶ

故人様の雰囲気に似合うものを選ぶ

故人様の雰囲気に似合うものを選ぶポイントは、額縁の素材や色です。主な素材は4つあります。

• 木製
• アルミ製
• 樹脂製
• アクリル製

額縁の費用は素材によって異なるため、予算に応じて選びましょう。

なお、近年ではデジタルフォトフレームを使用するケースがあります。デジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真をそのまま表示できます。

額縁の色は一般的に黒を用いることが多いものの、厳密な決まりはありません。なぜなら、遺影にカラー写真が使われるケースが増えたためです。額縁に用いられることが多い色は以下の4色です。

• グレー
• 淡いブルー
• ピンク
• パープル

フレームの色は故人様の人柄や好みを尊重しながら、親族の意見を聞いて納得のいく色を選びましょう。

木製の額縁は裏面加工されているものを選ぶ

木製の額縁は裏面加工されているものを選びます。理由は以下の2つです。

• 移動や出棺のときに木くずが刺さるリスクを回避できる
• 喪服の生地を傷める可能性を低減できる

葬儀をよりスムーズに執り行えるよう、木製の額縁を使用するときは裏面加工されているものを選びましょう。

前面板は破損しにくいアクリル製を選ぶ

前面板は破損しにくいアクリル製を選びます。なぜならアクリルは割れにくく、紫外線を防ぎやすいためです。紫外線は写真を劣化させる要因の1つです。

ガラス製の前面板は重量があり、割れたときにケガをするリスクがあります。ガラス製の前面板を用いた額縁を使用するときは、サイズが小さいものを選びましょう。

まとめ：額縁は故人様の人柄や好みを尊重して選定しよう

額縁は故人様の人柄や好みを尊重して選定しましょう。

額縁の素材は主に木製やアルミ、アクリルなどが挙げられます。色は黒のほかに、グレーや淡いブルーなどがあります。

故人様の人柄を表す額縁に遺影を収めて飾れば、より故人様を身近に感じられるでしょう。