葬儀における参列と列席の違いは？その他の表現についても解説

葬儀においては参列や列席という言葉が使われます。2つの言葉を使い分けるポイントは、参加する人の立場です。

参列や列席のほかには、弔問という表現があります。

今回の記事では、参列と列席の違いや弔問の意味について解説しています。言葉の意味を把握して、適切に使い分けられるように記事に目を通しましょう。

葬儀における参列と列席の違い

葬儀における参列と列席の違いは、葬儀に立ち会う人の立場です。以下に違いをまとめました。

表現	立場
参列	一般参列者
列席	ご遺族様と親族

参列は、特定の行事や式典に参加するという意味を持ち、参加する人が自身の状況を説明するときに使います。ほかに結婚式や入学式などの場面でも用いられます。

列席とは、席に列をなすという意味です。式典や行事を主催する立場の人物が、参加した人に呼びかけるときに用います。

なお、出席という表現は冠婚葬祭の場には適していません。なぜなら、出席は授業や会議など日常生活のなかで幅広く用いられるためです。

冠婚葬祭という特別な儀式に参加するときは、参列や列席と表記しましょう。

弔問の意味

弔問の意味は、ご遺族様の自宅を訪問してお悔やみを伝えることです。そのため、葬儀に参列するときには用いません。

弔問するタイミングは、お通夜や葬儀に参列できなかったときや法要などです。弔問について詳しく知りたいときは以下の記事を確認してください。

まとめ：参列と列席は参加する人の立場に応じて使い分けよう

葬儀における参列と列席を使い分けるポイントは、参加する人の立場です。

参列は一般の参列者が自身の立場を示す言葉です。列席は、ご遺族様や親族が参加した人に呼びかけるときに用います。

なお、弔問は葬儀に参列するときに用いるのは適していません。なぜなら、葬儀の後にご遺族様の自宅を訪問してお悔やみを伝える行為を指す言葉のためです。

参列と列席は、自身の立場に応じて適切に使い分けましょう。