喪主の挨拶の構成は?気を付けるべき4つのポイント
故人と最も縁のあった人が、故人に代わって弔問客の対応をする遺族の代表者が喪主です。
喪主は、通夜や葬儀・弔問の際の挨拶をしなければなりません。
今回は、喪主の挨拶の構成や気を付けることをご紹介いたします。
喪主の挨拶の構成
- 忙しい中駆けつけてくれたことへのお礼
- 故人が亡くなるまでの経緯
- 故人の人柄を伝える
- 故人の目線で参列者へお礼の言葉で締める
喪主の挨拶は、以上4つの構成で考えます。
1.参列者へのお礼
人の死は予測が付かないため、参列者は様々な予定をやりくりして参列しています。
まずは、そのことに対するお礼を簡潔に丁寧に述べます。
2.亡くなった経緯
故人が亡くなった経緯を可能な範囲で述べます。
どんな病気だったのか、事故だったのか。
参列者の方の気持ちに寄り添って、話せる範囲で考えましょう。
3.故人の人柄
参列者は故人のことを全く知らないわけではありませんが、故人がどのような人物だったのか、普段はどのような生活をしていたのか、故人の人柄を思い出してみましょう。
4.結びの言葉
故人とこれまで付き合ってくれたことへのお礼と、再度参列してくれたことへのお礼を言います。
故人が、自分の葬儀に多くの人たちが参列してくれてどう感じているのかなど、故人の目線で伝えます。
喪主の挨拶で気を付けること
- 簡潔にまとめる
- 落ち着いて挨拶をする
- 参列者が安心する話題を盛り込む
- 忌み言葉を避ける
喪主の挨拶で気を付けなければならないことは、以上4点です。
特に、気を付けたいのが3と4です。
では、どのように気を付ければ良いのでしょうか。
参列者が安心する言い回しをする
参列者も、故人の死に少なからず精神的ショックを受けています。
参列者の心情を考えて、安心する言い回しを考えましょう。
例えば、故人が長年闘病していた場合は「最期は安らかな顔をしておりました」など、参列者がホッと安心する言葉を添えましょう。
「重ね重ね」など忌み言葉を避ける
喪主の挨拶で気を付けたいのが忌み言葉の使用です。
- 重ね重ね
- 度々
- いよいよ
- ますます
- 追って
- 次々 など
どれも「繰り返す」言葉であることが分かります。
このような忌み言葉は、不幸が繰り返されるというイメージがわいてしまうため、喪主の挨拶では避けます。
まとめ
喪主の挨拶は、参列者の心情を考えた故人の目線で考えます。
挨拶を考える際は、簡潔に忌み言葉を避けて考える必要があるため、故人の死への精神的なショックが大きい場合は、代理で喪主の挨拶を引き受けてくれる人を探しましょう。