法名軸とは?概要や手入れの仕方についても解説

法名軸とは?概要や手入れの仕方についても解説

画像引用:Wikipedia

法名軸とは、浄土真宗で用いられる仏具です。故人様の法名や没年月日などを表記した掛軸で、位牌の役割を果たします。

今回の記事では、法名軸の概要や手入れの仕方について解説しています。
法名軸について知り、浄土真宗の供養の仕方を把握できるよう記事に目を通しましょう。

目次

法名軸の概要

法名軸とは故人様の法名や没年月日などを記した掛軸で、浄土真宗において位牌の役割を果たします。掛軸は白紙に金襴(きんらん)や緞子(どんす)で仕立てられています。

法名軸は故人様が亡くなってから四十九日法要までに用意しましょう。作成にあたっては、菩提寺や仏具店に依頼してください。

なお、法名軸の飾り方は普段と法要のときで異なります。飾り方の違いは以下のとおりです。

場面飾り方
普段仏壇の妻板にかける
法要仏壇の前に専用のスタンドか鋲を用いて飾る

法名と戒名の違い

法名と戒名の違いは、名前の構造です。違いを以下にまとめました。

名前構造
法名釈〇〇
戒名〇〇院△△××居士
〇〇院△△××大師

法名は3文字で構成されており、〇〇には漢字が2文字入ります。なお、社会貢献度が高い人や信仰心の篤い人物には院号をつけることがあります。

戒名の文字数は9~10文字です。戒名は××の部分を指します。〇〇院は院号、△△は道号です。居士や大師は位号といいます。
なお、居士と大師の違いは故人様の性別です。主に居士は男性、大師は女性の故人様につけられます。

法名軸は主に5つのサイズがある

法名軸は主に5つのサイズがあります。サイズの単位は代(だい)です。5つのサイズとセンチメートルに変換した長さを以下にまとめました。

掛軸のサイズcmに変換した長さ
20代20~22cm
30代23〜26cm
50代28~30cm
70代38~42cm
100代43~49cm

なお、寸法はメーカーによって異なるため購入の前に仏壇のサイズを計測しましょう。

法名軸の手入れの仕方

法名軸を手入れするときは、毛払いや布でほこりを払います。毛払いや布は乾いた清潔なものを使いましょう。なぜなら、法名軸に水分が付着すると変色するおそれがあるためです。

法名軸が破損したり汚れたりしたときは、菩提寺に相談するか仏具店に依頼して修理してもらいます。

なお、法名軸には故人様の魂が宿っているため修理の前後に必ず供養しましょう。

まとめ:法名軸の役割を把握して心を込めて手を合わせよう

法名軸は故人様を供養するための掛軸で、浄土真宗における位牌の役割を持っています。法名軸を用意するときは、四十九日までに菩提寺や仏具店に依頼しましょう。

法名軸は故人様の安らぎを願うための大切な仏具です。浄土真宗の教えにのっとり、心を込めて手を合わせましょう。

てんれい友の会Membership

入会金・年会費無料の「てんれい友の会」ご入会で、会館使用料が10万円割引になる特典もご用意しております。
会員様から三親等の方まで特典が利用可能なので、お気軽にお問い合わせください。

家族葬の相談をする
法名軸とは?概要や手入れの仕方についても解説

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

この記事をシェアする
目次