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墓友(はかとも)とは?交流の仕方や出会うためのポイントについても解説

墓友(はかとも)とは?交流の仕方や出会うためのポイントについても解説

墓友とは、お墓や自らの死後のことについて話し合う友人のことです。一緒にお墓参りに行くほか、供養や法要に関する情報を共有します。

墓友という関係性が生まれた背景には、核家族化やおひとり様などライフスタイルが多様化したことが挙げられます。

ただし、交流するときはプライバシーに配慮してお互いの価値観を尊重しましょう。

今回の記事では、墓友の概要や主な交流内容について解説しています。合わせて、墓友になる人と出会える場所や、注意点にもふれています。

墓友の概要を知り、よい出会いのきっかけを作れるように記事に目を通しましょう。

目次

墓友(はかとも)とは

墓友とは、将来お墓を共同で使用するほか、双方のお墓参りや供養について助け合う友人のことです。血縁関係や姻戚関係はありません。

友人として交流するなかで主に次の2点について話し合い、共有します。

  • お墓の準備や選び方
  • お墓の供養や管理の仕方

ライフスタイルが多様化した今において、墓友は万が一のときのセーフティーネットとして機能する側面があります。

墓友という関係性が生まれた背景

墓友という関係性が生まれた背景は、次の2点が挙げられます。

  • 少子高齢化と核家族化が進行したため
  • 終活が定着し注目を集めるようになったため

少子高齢化と核家族化が進行したため

少子高齢化と核家族化の進行によって、お墓を継ぐ人物が減少しました。親世代が遠方に住む子供の負担を軽減したいと考えるようになったことが関係しています。

また、従来の家族のあり方が変化し、様々なライフスタイルを実現しやすくなったことも要因の1つです。

終活が定着し注目を集めるようになったため

終活が定着し注目を集めたことで、自身の生き方や死後の家族に思いを巡らせることへの意識が高まりました。

なぜなら、葬儀やお墓に関する希望を生前のうちに共有できれば家族の負担を減らせるためです。また、資産をめぐる親族間のトラブルを回避しやすくなります。

ほかには、おひとり様の増加とともに家族以外の人と助け合う意識が芽生えたことが関係しています。

墓友の主な交流の仕方

墓友の主な交流の仕方は、次の4つです。

  • 希望する葬儀やお墓について話し合う
  • 一緒に家族やご先祖様のお墓参りをする
  • 供養や法要に関する情報を共有する
  • 共通の趣味を楽しむ

希望する葬儀やお墓について話し合う

希望する葬儀やお墓について話し合うと、自身の死後について考えやすくなります。話し合うときの内容として、次の3点が挙げられます。

  • 葬儀の規模や形式
  • お墓の種類やデザイン
  • 永代供養を希望するか否か

自身の葬儀や死後について1人で考えると、不安になったり気が滅入ったりする可能性があります。墓友と一緒に話し合えば、建設的に考えやすくなるでしょう。

一緒に家族やご先祖様のお墓参りをする

一緒に家族やご先祖様のお墓参りをするのは、ケガをしたり体調を崩したりしたときに助け合えるためです。

霊園や墓地は自然のなかに造られることが多いため、万が一のときに発見が遅れる可能性があります。墓友と一緒にお墓参りをすれば、体調不良になったときに外部に連絡を取ってもらえます。

ほかに、故人様をしのぶ気持ちを分かちあうことで、大切な人を亡くした悲しみが和らぐでしょう。

供養や法要に関する情報を共有する

供養や法要に関する情報を共有するのは、葬儀や法要の作法や地域に根付いた慣習などを共有できるためです。また、お寺や霊園などで行われている行事を把握して参加すれば、より交友関係を広げやすくなるでしょう。

共通の趣味を楽しむ

共通の趣味を楽しめば、日々の生活に張り合いがでます。

墓友は葬儀や死後のことについて話し合うことが多いものの、日常の喜びを共有できる相手でもあります。共通の趣味を楽しめる人と墓友になれば、より日々を慈しみながら過ごせるでしょう。

墓友を作るためのポイント

墓友を作るためのポイントは、次の3つです。

  • 定期的にお墓参りをする
  • 霊園やお寺が主催するイベントに積極的に参加する
  • 地域のコミュニティや趣味のサークルに参加する

定期的にお墓参りをする

定期的にお墓参りをすると、ほかのお参りにきた人と顔を合わせます。挨拶や立ち話を通じて交流し、信頼関係を構築しましょう。

お墓参りでの世間話から発展して、一緒に食事やお茶をする友人になれる可能性があります。

霊園やお寺が主催するイベントに積極的に参加する

霊園やお寺が主催するイベントに積極的に参加すると、ほかの参加者との接点を持てます。霊園やお寺が主催する主なイベントを以下にまとめました。

場所主なイベント
霊園清掃活動
植栽の手入れ
お寺法話会
体験会(座禅や写経など)

交友関係のきっかけを作るときは、イベントの休憩時間や終了後にほかの参加者に話しかけましょう。継続的に参加すれば、より関係性を維持しやすくなります。

地域のコミュニティや趣味のサークルに参加する

地域のコミュニティや趣味のサークルに参加すると、同じ楽しみを共有できる人と交流できます。

活動や日常的なコミュニケーションを楽しむなかで、さりげなく終活やお墓の話題を切り出してみましょう。相手の考えや状況に共通点があったとき、墓友としての交流のきっかけになります。

墓友を作るときの注意点

墓友を作るときの注意点は主に次の2点です。

  • プライバシーに配慮する
  • 金銭の貸し借りは避ける

プライバシーに配慮する

プライバシーに配慮するのは、お墓や終活に関する話題が非常にデリケートなためです。死生観や家族構成など、通常の対人関係では話題にしにくい部分に言及する機会が増えます。

結果、意図しない形で周囲に知られたり誤解されたりする可能性があります。
そのためお互いのプライバシーに配慮して、適切な距離感を保ちましょう。

また、死生観や宗教観などに対する否定的な見方や拒絶は信頼関係を結びにくくなります。相手の考えや価値観を尊重し、良好な関係を作りましょう。

金銭の貸し借りは避ける

金銭の貸し借りを避けるのは、トラブルを未然に防ぐためです。

貸し借りが行われると、返済の仕方や金額で双方の意見が合わないことがあります。また、貸した人と借りた人のあいだで精神的なプレッシャーが生まれ、円滑な関係を維持しにくくなります。

そのため、金銭の貸し借りは避けましょう。

まとめ:墓友になる人を探すときは自身が交流しやすい場所を検討しよう

墓友とは、同じお墓に入ることを約束した友人のことです。ほかに、一緒にお墓参りをすることが挙げられます。

墓友をみつけるためのポイントは、人が集まりやすい場所に積極的に出かけることです。お墓参りのときに出会った人に挨拶するほか、お寺や霊園のイベントの参加者と雑談を通じて交流します。

注意したいのは、必ずお互いの考えや価値観を尊重することです。

墓友は家族や地域との関わり方が従来と異なる今、一種のセーフティーネットとしての側面を持ちます。墓友になる人を探すときは、自身が交流しやすい場所を検討することから始めましょう。

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