火葬待ちが発生する理由は?リスクやスムーズに火葬を行うポイントについても解説

火葬待ちが発生する主な理由に、年間死亡者数が増加していることが挙げられます。また、1日あたりの火葬件数に上限があることも関係しています。
火葬待ちの発生によって想定されるリスクは、遺体の安置費用が高額になることです。なぜなら、一定期間を越えて安置する場合は日割りで追加費用がかかるためです。
今回の記事では、火葬待ちが発生する理由と想定されるリスクについて解説しています。合わせて、スムーズに火葬を行うためのポイントにもふれています。
火葬待ちが発生する理由とリスクを把握して、スムーズに火葬を行えるよう記事に目を通しましょう。
火葬待ちが発生する理由
火葬待ちが発生している主な理由は3つあります。
- 年間死亡者数が増加しているため
- 1日あたりの火葬件数に上限があるため
- 火葬場が年末年始や友引に休業するため
年間死亡者数が増加しているため
年間死亡者数が増加しているのは、少子高齢化が進んでいるためです。
厚生労働省が公開している資料「日本の人口の推移」を確認すると、2025年現在、全人口のうち約18%が75歳以上です。2040年には全人口の約35%が65歳以上になると推計されています。
高齢者の人口が増加すれば年間死亡者数も上昇するため、より火葬待ちが発生する可能性が高くなります。
1日あたりの火葬件数に上限があるため
1日あたりの火葬件数に上限があるのは、火葬後に台車の冷却や清掃を行うためです。また、炉前ホールや収骨室の混雑を避ける意味もあります。
さらに火葬炉は新設しにくいため、火葬待ちが発生しやすくなっています。理由は主に以下の2つです。
- 火葬場の新設にあたって住民の同意が必要なため
- 自治体が予算を捻出しにくいため
住民の同意を得るために交渉の場を設けて話し合うものの、不吉なイメージを抱く人や地域の印象が損ねられることを懸念する人がいます。そのため、着手までに長い時間がかかります。
自治体が予算を捻出しにくいのは、火葬炉を一基建造するにあたって莫大な費用がかかるためです。
火葬場が年末年始や友引に休業するため
火葬場が年末年始や友引に休業することが多いため、火葬できなくなります。
年末年始は死亡者数が増加しやすいものの、火葬場が休業しているため火葬待ちが発生します。友引の日は「不幸に友を引き込む」と解釈できるため、告別式や火葬を避ける傾向にあります。
なお、友引の火葬や葬儀を避けるべき明確な理由はありません。火葬場のなかには友引の日に営業しているところがあるため、混雑が懸念されるときは利用を検討できます。
火葬待ちの発生により想定されるリスク
火葬待ちの発生により想定されるリスクは、安置費用が高額になることです。
遺体の安置費用は葬儀プランに含まれているものの、一定期間を越える場合は日割りで追加費用がかかります。安置費の主な内訳は以下のとおりです。
- 安置室の利用
- ドライアイス
なお1日あたりの費用は各施設によって異なります。
スムーズに火葬を行うためのポイント
スムーズに火葬を行うためのポイントは次の2つです。
- 火葬する時間帯を変更する
- 火葬場のエリアを再検討する
火葬する時間帯を変更する
朝か夕方に火葬すると、火葬待ちの期間を短縮しやすくなります。なぜなら火葬は午後から行うことが多く、朝や夕方は比較的空いているためです。
火葬の時間帯を変更できるかどうかは、火葬場に問い合わせて確認しましょう。
火葬場のエリアを再検討する
エリアを変更すると、スムーズに火葬できることがあります。
最寄りのエリアの火葬場が混雑しているときは、葬儀会社に相談して周辺のエリアの火葬場の利用状況を確認してもらいましょう。
ただし、地域外在住者が利用するときは費用がかさむ可能性があります。
まとめ:火葬待ちが発生したときは時間帯やエリアの変更を検討しよう
火葬待ちが発生したときは、時間帯やエリアの変更を検討しましょう。なぜなら、朝や夕方は比較的空いているほか、周辺エリアの火葬場を利用できることがあるためです。
ただし、周辺エリアの火葬場を利用するときは費用がかさむ可能性があります。
少子高齢化社会が進み、今後、より火葬待ちが発生しやすくなると考えられています。火葬待ちが発生したときは、時間帯やエリアの変更を検討して柔軟に対応しましょう。
