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家族葬における出棺の流れは?霊柩車の種類や乗車の注意点についても解説

家族葬における出棺の流れは?霊柩車の種類や乗車の注意点についても解説

出棺とは、葬儀のあとに故人様を霊柩車に乗せて火葬場へ向かうことです。
故人様との最期のお別れにあたって、具体的な流れを押さえておくと戸惑わずに済みます。

また、霊柩車は複数の種類があり、葬儀会社やプランによって手配できるものが異なります。
ですから、乗車する人と乗車できる人数を事前に確認してください。

今回の記事で解説しているのは、出棺の流れと霊柩車の種類です。
合わせて、乗車するときの注意点についてもふれています。

目次

出棺の流れ

出棺の流れは次のとおりです。

  1. 別れ花を手向ける
  2. 出棺
  3. 喪主による出棺の挨拶

なお、出棺前に「釘打ちの儀式」といって棺のふたに釘を打つことがあります。
ただしこの儀式を行う地域は限られており、現在は省略されることがほとんどです。

別れ花を手向ける

別れ花とは、棺で眠る故人様のまわりに手向ける生花のことです。

葬儀が終わったあとは、故人様の顔が見えやすいように祭壇前から棺を移動します。
別れ花には祭壇に飾っていた花を用いますが、ご遺族様が用意したものでもかまいません。

別れ花を手向けるときは、故人様とつながりの深い人から行ってください。

  1. 喪主
  2. 喪主の配偶者
  3. 親兄弟

一般的にはこの順番で行います。

別れ花を手向けるとき、故人様ゆかりの品物を一緒に棺へ入れることもできます。
ただし金属類や燃えにくいものは避けましょう。

出棺

故人様を霊柩車へ運び、火葬場まで移動します。
車に乗せるときは故人様の足を前にしますが、これは故人様が安心して旅立てるようにというのが理由です。

喪主とご遺族様は位牌と遺影を持ち、霊柩車へ向かいます。
霊柩車に乗るのは一般的には喪主か故人様の配偶者ですが、車種によっては複数人で乗車できるものもあります。

出棺の挨拶をする

出棺の前に喪主が挨拶しますが、省略することもあります。

喪主の挨拶について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

挨拶のあとは火葬場へ向かいます。待ち時間は1~2時間ほどあり、この間に精進落としを行うこともあります。

精進落としについてはこの記事を参考にしてください。

霊柩車の種類

霊柩車は4つのタイプがあり、それぞれ外観や内装が異なります。

霊柩車の種類特徴
宮型美しい装飾が施されている
現在は数が減少
洋型(現在の主流)大型外車もしくは国産の高級車を改造している
後部座席のあるタイプや3人掛けシートのタイプもある
バン型一目では霊柩車と分かりにくく小回りが利く
寝台車としても使用できる
バス型寒冷地での移動に用いられる
お坊さんや参列者も一緒に乗車できる

霊柩車に乗るときの注意点

霊柩車に乗るときに注意すべきポイントが3つあります。

霊柩車に乗るのは喪主またはご遺族様

霊柩車に乗るのは、一般的に喪主またはご遺族様です。
例えば乗車できるのが1人だけの場合、ほとんどのケースで喪主が乗車します。

ほかには喪主を長子がつとめ、霊柩車に故人様の配偶者が乗車するケースもあります。

乗車人数を確認する

霊柩車に乗車できる人数を事前に確認してください。
一口に霊柩車といっても車種が異なるため、葬儀会社によって用意できるものも違います。

また、葬儀プランによって手配できる霊柩車の種類が決まっていることもあり、事前に確認しておくようおすすめします。

緊急の連絡が取りにくい

霊柩車に乗っている間は緊急の連絡が取りにくい点に注意してください。
特に女性はバッグを家族や親族に預けていることが多く、スマートフォンが手元にないという状況が考えられます。

出棺のときは故人様への思いを伝える

出棺とは、別れ花を手向けて故人様を火葬場へ運ぶことです。
別れ花を手向けるときに副葬品を納めることもできますが、金属や燃えにくいものは控えましょう。

霊柩車は4種類あり、違いは車種や内装、乗車できる人数です。
葬儀会社によって用意できる霊柩車が異なるため、事前に確認しましょう。

また、乗車中は緊急の連絡が取りにくいことに注意してください。

最後のお別れである出棺は、悲しみがこみ上げる瞬間でもあります。
無理に気持ちを抑えず、故人様へたくさんの言葉をかけてください。心のなかで思うだけでも通じています。

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