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家族葬の連絡や通知状の例文と基本のマナーをご紹介

家族葬の連絡や通知状の例文と基本のマナーをご紹介

近親者だけで執り行われる家族葬。葬儀や通夜に呼ぶ参列者が少なくなるという点で一般的な葬儀とは異なりますが、通常の葬儀と同じように関係者へ連絡をしたりや通知状を出したりする必要があります。
本記事では、家族葬の連絡や通知状を出すときの例文を解説していきます。

目次

家族葬に参列してほしい旨を連絡するとき

まずは、家族葬に参列してほしい方に連絡するときの例文をみていきましょう。
突然の訃報の場合、メールでの連絡だと参列してほしい方に気づいてもらえない可能性があります。円滑に連絡を済ませるためにも、葬儀に参列してほしい方への連絡は、可能な限り電話で行いましょう。

【電話例文】

突然のお電話で申し訳ございません。(故人)の兄の△△でございます。
昨日午前10時に妹が亡くなりましたので、お知らせをいたします。
通夜は△月△日の△時から、葬儀は△月△日△時より天礼社大和会館にて行います。
会場の住所は後ほどファックスにてお送りいたしますので、そちらをご確認ください。
故人の遺志により、葬儀は近親者のみで仏式の家族葬にて行います。
お返しもできませんので、ご香典や供花につきましてはご辞退申し上げます。
なお、他の皆様には葬儀後にご報告しますので、ご承知おきください。
喪主は私なので、何かありましたらこちらに電話をください。
番号は、080-000-0000です。
よろしくお願いいたします。

【メールや文書の例文】

件名:【訃報】(故人)逝去のお知らせ
本文:△△様
(故人)の兄の△△でございます
妹が病気療養中のところ 本日午前10時に他界しました
ここに生前のご厚誼を深謝し 謹んで通知申し上げます
葬儀や通夜は下記の通り仏式にて執り行います
故(故人)儀 葬儀告別式
通夜     令和△年△月△日(水) 午後△時より
葬儀告別式  令和△年△月△日(木) 午後△時より△時まで
場所     天礼社大和会館
〒630-8135
奈良県奈良市大安寺西3丁目7-183-1
電話番号   0120-011-594
仏式     浄土宗
喪主     △△(兄)
電話番号   090-000-0000

葬儀への参列を辞退する方に連絡するとき

家族葬では近親者のみで葬儀を執り行うことになるため、参列を辞退させていただく方も大勢いらっしゃるでしょう。
ここからは、家族葬への参列を辞退する方に連絡するときの例文をご紹介していきます。

家族葬への参列辞退と死亡通知をするときの例文

葬儀への参列を辞退する方への連絡は、葬儀の後の事後報告が基本です。しかし、故人と親しかった方には早めに知らせておかないと、失礼に当たることもあるので要注意です。この場合、参列辞退の旨も含め早めに死亡通知を出しておきましょう。

(故人)の兄の△△です。
本日の午前10時に、兼ねてから入院治療を行っておりました(故人)が息を引き取りました。
なお(故人)の遺志により、葬儀は家族のみで執り行います。
失礼ながらご参列やご香典、お供物につきましてはご辞退申し上げます。
ご迷惑をおかけすることをお許しくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

職場に報告するときの例文

【例文】
△△課の(故人)の兄です。
昨日の午後10時に妹が亡くなりましたので、ご報告させていただきます。
生前は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
葬儀や通夜は故人の遺志により、家族のみで執り行います。
△△社の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご配慮賜りますようよろしくお願い申し上げます。

葬儀後に通知状を送るときの例文

親い友人や職場以外の方には、葬儀後に死亡の通知状を送ります。
通知状とは、故人が亡くなった事実や生前へのご厚誼への感謝、家族葬を済ませたことを通知するためのハガキや手紙のことです。葬儀が終わったあと、2週間以内を目安に通知状を送るのが一般的なマナーです。
なお、年末に近い時期に家族葬を行った場合、通知状の代わりに喪中ハガキで済ませることもあります。

【例文】
妹(故人)は 去る△月△日に永眠いたしました
享年△でした
誠に勝手ではございますが 故人の遺志により葬儀は近親者のみで執り行いました
ご香典やお供物などのご厚意につきましても 故人の遺志によりご辞退申し上げます
本来であれば早く申し上げるべきことではございましたが
遅いご通知になりましたことを何卒ご容赦ください
生前のご厚誼を深謝し 謹んで通知申し上げます
令和△年△月△日
奈良県奈良市△△町1-2-3
喪主 △△

家族葬で関係者に連絡するときのポイント

葬儀にはさまざまなマナーがあり、それはたとえ家族葬であっても変わりありません。ここでは、家族葬で親族や知人に連絡するときに意識したいポイントについて解説していきます。

家族葬であることをハッキリと伝える

関係者に連絡するときは家族葬であることをハッキリと伝えておきましょう。
その上で、参列者には「周囲へ伝えることは葬儀が終わるまで待ってほしい」、参列しない方には「参列をご遠慮願う」ことをご理解いただくことが大切です。そうすることで、後々のトラブルを防ぐことができます。

伝えるべきポイントと伝えるべきでないポイントを押さえる

家族葬で関係者に訃報などを伝える際は、最低限伝えるべきポイントと伝えるべきでないポイントを押さえておく必要があります。

【伝えるべきポイント】
• 故人の氏名
• 亡くなった日時
• 家族葬を執り行う旨
• 香典、供花などを辞退する旨(必要な場合)
• 自分の連絡先

【参列を辞退する方に伝えるべきでないポイント】
• 葬儀の具体的な日時
• 葬儀の会場

葬儀への参列を辞退いただく方への連絡の場合、葬儀の日時や場所に関する情報を記載することはやめましょう。予期せぬ方の参列など、思わぬトラブルの原因となってしまいます。

文書で通知する際は句読点を打たない

一般的に訃報や死亡通知状などの文面には、句読点をつけずに1文字空きにして文章を書くことが基本です。理由は諸説ありますが、「滞りなく葬儀が終わるように」という意味が込められているとされています。
また、訃報や死亡通知状などには挨拶文は必要ありません。これは、挨拶文を忘れるほど驚きとショックを受けていることを表すためだとされています。

近年はメールでの報告も増えており、以前ほど句読点などのマナーについて重要視されなくなってきました。しかしご高齢の方や格式を重んじる方は、今でもこういった冠婚葬祭の文面マナーを重んじる傾向にあります。文書での通知の場合は失礼に思われるようなことがないように、マナーには十分注意しましょう。

例文の活用で円滑な連絡をしよう

訃報を受けると、ご遺族には大きな精神的負担がかかることになります。悲しみの中で葬儀の準備をしたり関係者への連絡をしたりすることは、想像以上に辛いものですよね。
だからこそ関係者への連絡を円滑に済ませられるように、例文をうまく活用していきましょう。家族葬の連絡でお困りの際は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

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