神棚の掃除に適したタイミングと掃除の流れについて解説!定期的に掃除すべき理由は?

神棚の掃除に適したタイミングと掃除の流れについて解説!定期的に掃除すべき理由は?

神棚を定期的に掃除すべき理由は、神棚を清浄に保つためです。神棚をきれいな状態で維持できれば、いつでも気持ちよくお参りできます。
掃除するときは、清潔な布やはたきなどを用意します。古いお札は新しいものと交換しましょう。
なお神棚の手入れや管理がしにくいときは処分を検討してください。

今回の記事では、神棚を掃除する意義や掃除の流れについて解説しています。合わせて、神棚の処分の仕方にもふれています。掃除の仕方を把握して神棚をきれいな状態で維持できるよう、記事を読み進めましょう。

目次

神棚を定期的に掃除すべき理由

神棚を定期的に掃除すべき理由は、主に以下の2つです。

  • 神様を祀っているため
  • 他者を尊重し信頼関係を構築しやすくなるため

神様を祀っている場所は清浄に保ちましょう。なぜなら、神様は穢れ(けがれ)を嫌うためです。
神棚は屋内に設置できる神社のようなものです。神棚をきれいな状態で維持すれば、いつでも気持ちよくお参りできるでしょう。

他者を尊重し信頼関係を構築しやすくなるのは、神様を尊び、大切にする気持ちを持ちやすくなるためです。神道ではその人の行いが対人関係や将来などに影響を与えると考えられています。

神棚を定期的に掃除して手入れすることで、自分自身を含めた様々な人との関係を大切にする心を持ちやすくなるでしょう。
なお、かつて、女性は月経や出産などを経験することから神棚の掃除を避けるのが習わしでした。現在では男女問わず神棚を掃除できます。

神棚の掃除に適したタイミング

神棚の掃除に適したタイミングは、以下の2つです。

タイミング理由
6月と12月大祓の行事が執り行われるため
毎月1日と15日お供えものを交換するため

ただし、掃除のタイミングに明確な決まりはありません。生活パターンに合わせて臨機応変に対応しましょう。

神棚の掃除をするときの流れ

神棚の掃除をするときの流れは次のとおりです。

  1. 神様に挨拶をする
  2. 机に白い布を敷き神棚と神具を下ろす
  3. 棚板と神棚を掃除する
  4. 神具をきれいにする
  5. 神棚を棚板に戻してお供え物を供える
  6. しめ縄やお札などを飾る
  7. 神様に掃除が完了したことを伝える

なお、掃除を始めるにあたって神棚の写真を撮影しておきます。なぜなら、掃除を終えてからお供え物や飾りを戻すときに確認できるためです。

神棚の掃除に必要な物と使途を以下にまとめました。

必要なもの使途
白い布机に敷いて神棚や神具を置く
きれいな布神棚や棚板を乾拭きする
はたきやブラシ神棚や神具などのほこりを除去する
白い和紙神棚に吐息がかからないようにくわえる
お供え物掃除を終えたあとに設置する
お札やしめ縄など飾りを交換するときに用意する
(古いものは神社でお焚き上げしてもらう)

掃除を始めるときは、最初に必ず神様にお参りしてください。和紙を用意しにくいときは、マスクで対応できます。

次に机に白い布を敷いて神棚と神具を下ろしましょう。はたきでほこりを取り除き、清潔な布で乾拭きします。水拭きはカビの発生や変形のリスクがあるため、避けてください。

次に神具の汚れをブラシで落としましょう。汚れが落ちにくい場合は水で洗います。

次に神棚を棚板に戻し、神具やお供えものを設置します。しめ縄や紙垂も同様に飾りましょう。
最後に神様に挨拶をして完了です。

神棚の手入れがしにくいときは処分を検討する

神棚の手入れがしにくいときは処分を検討します。神棚は次の3つの方法で処分できます。

  • 粗大ゴミとして処分する
  • 神社にお焚き上げしてもらう
  • 業者に引き取ってもらう

処分を検討できるケースとして挙げられるのは、神棚を管理していた人が亡くなって以降手入れする人がいないときです。また、引っ越しや住居の売却などで神棚の手入れがしにくくなるときも検討できるでしょう。

粗大ゴミとして処分する

粗大ゴミとして処分するときは、魂入れをしているかどうかを確認してください。魂入れをしている場合は、お焚き上げするか魂抜きを行います。

なお、木製で簡素な造りの神棚は可燃ゴミとして処分できる可能性があります。詳細は居住地の自治体にて確認しましょう。

神社にお焚き上げしてもらう

神社にお焚き上げしてもらうのは、神棚に魂入れをしているときです。神棚を神社に持参して、社務所にて祈祷とお焚き上げを申し込みます。

なお、神棚の供養を郵送で受け付けている神社があります。神棚の処分を受け付けている神社が遠方にあるときは利用を検討しましょう。

業者に引き取ってもらう

業者に依頼するときは、以下の事業から選択します。

  • 遺品整理および不要品回収業者
  • 神棚の販売店

遺品整理および不要品回収業者に依頼するときは、仏具や神具に対応しているかどうかを確認してください。

神棚の販売店に依頼できるのは、神棚を新たに買い換えるときです。ただし、回収してもらえるかどうかは店舗によって異なるため必ず問い合わせましょう。

まとめ:神棚は定期的に掃除して清浄な空間を維持しよう

神棚は定期的に掃除しましょう。なぜなら、神棚は神様を祀る場所のためです。

神棚を掃除するときは、はたきでほこりを払い、きれいな布でから拭きします。水拭きはカビの発生や変形の恐れがあるため避けましょう。
なお、神棚の手入れがしにくいときは処分を検討できます。神棚に魂入れをしている場合は、神社でお焚き上げしてもらうか魂抜きをします。

神棚は屋内に設置するコンパクトな神社です。神様に敬意を払い、清浄な空間を維持できるように定期的に手入れしましょう。

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