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繰り上げ法要とは?種類や準備の仕方についても解説

繰り上げ法要とは?種類や準備の仕方についても解説

繰り上げ法要とは、葬儀と同じ日に初七日法要を執り行うことです。費用を抑えて手間を省けるため、近年では繰り上げ法要を執り行うケースが増えています。

法要の形式は戻り初七日と式中初七日の2つです。注意したいのは、式中初七日に対応していない宗派がある点です。

なお、一部の地域では四十九日の法要も合わせて執り行うことがあります。

今回の記事では、繰り上げ法要の概要と種類について解説しています。繰り上げ法要について理解を深められるよう、記事に目を通しましょう。

目次

繰り上げ法要の形式

繰り上げ法要の形式は以下の2つです。

  • 戻り初七日
  • 式中初七日

形式ごとに特徴と参列者の違いをまとめました。

繰り上げ法要特徴参列者
戻り初七日火葬後に会場に戻って行うご遺族様と親族
式中初七日火葬前に会場にて行うすべての参列者

注意したいのは、式中初七日を執り行えるかどうかは宗教や宗派によって異なる点です。

なぜなら、火葬前の法要が教義に反している可能性があるためです。また、親族から難色を示される可能性があります。

繰り上げ法要を手配するときの流れ

繰り上げ法要を手配するときの流れを以下にまとめました。

  1. 繰り上げ法要の形式を決める
  2. 精進落としの手配をする
  3. お布施を用意する
  4. 引き出物を手配する

始めに繰り上げ法要の形式を決めます。戻り初七日は葬儀の日程が決まったタイミングで参列者に案内を出し、出欠を確認します。式中初七日の場合は、お寺に対応してもらえるかどうかを確認してください。

次に精進落としの手配をします。お寺や自宅で行う場合は仕出しを予約します。精進落としを省略するときは、参列者にお弁当を用意しましょう。僧侶には御膳料をお布施に含めて渡します。

次にお布施を用意してください。金額は通常の葬儀と同じです。ただし、戻り初七日を執り行うときはお車代を上乗せすることがあります。なぜなら、葬儀会場から火葬場までの移動が発生するためです。

最後に引き出物を手配しましょう。焼き菓子や海苔など日持ちするものを選びます。引き出物についてより詳しく知りたいときは、以下の記事が参考になります。

繰り上げ法要における香典返しのポイント

繰り上げ法要における香典返しのポイントは次の2つです。

  • 葬儀当日の人数に合わせて香典を用意する
  • 香典を2つ持参した参列者には後日改めて香典返しを贈る

香典を2つ持参する参列者は葬儀と法要に分けて用意しています。2つ持参した参列者には、後日改めて香典返しを贈りましょう。なぜなら、一般的に香典返しは受け取った香典の数に合わせて贈るためです。

香典返しの贈り方については、以下の記事を参考にしてください。

まとめ:繰り上げ法要は形式の違いを把握したうえで検討しよう

繰り上げ法要の形式は2つあり、戻り初七日と式中初七日といいます。

戻り初七日を行うときは、参列者の出欠を確認しましょう。式中初七日を行うときは、お寺に相談してください。なぜなら、火葬前の法要に難色を示す宗派があるためです。

繰り上げ法要を執り行うときは、違いを把握したうえで最適な形式を検討しましょう。

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