家族葬と一般的な葬儀の違い。葬儀会社を選ぶ3つのポイント
従来の葬儀は故人に縁のある方が参列する大規模なものが主流でしたが、近年では近親者のみで執り行われる家族葬も一般的となりつつあります。
この家族葬ですが、具体的に一般的な葬儀とどの点が異なるのかご存知でしょうか?
今回は、家族葬と一般的な葬儀の違いと、葬儀会社を選ぶ時の3つのポイントをご紹介いたします。
家族葬とは
家族葬は故人の家族や近い親族のみで執り行われる小規模な葬儀である点が、一般的な葬儀との大きな違いとなります。
小規模の葬儀なので、祭壇やご供花・斎場の広さなどを最小限にすることで費用を抑えることが可能です。
家族葬の予算・費用相場
大がかりな葬儀の場合、一般的には200万円前後の予算が必要になることが多くなります。
一方、家族葬の場合は、近親者のみで執り行われるのが基本ですので、祭壇や供花を規模や参列者に合わせて選択できるため、40万円~100万円程度の予算目安となります。
家族葬の際に葬儀会社を選ぶ3つのポイント
前述したように、家族葬は近親者のみで執り行われるため一般的な葬儀とは少し異なる点があります。
お亡くなりになってから目の回る忙しさになるため、病院から紹介された葬儀会社にすべてをお任せする方もいますが、家族葬の場合は以下のポイントに注意して葬儀会社決めるようにしましょう。
費用の相談に親身に乗ってくれるかどうか
人の死は突然訪れるため、事前に準備することができないケースもあります。
遺族の方は、故人を失ったショックと葬儀の準備に精神的にも肉体的にも疲弊している時ですから、葬儀の内容や規模・費用について親身に相談に乗ってくれる葬儀会社を選ぶようにしましょう。
特に家族葬の場合は親族のみで執り行われるため、祭壇や供花などをご予算に合わせて選択できるのもメリットのひとつです。
祭壇や棺の種類によっても金額が異なるため、担当者とじっくり相談しながら最適なプランで故人を送り出してあげましょう。
希望の葬儀を行ってくれるかどうか
葬儀会社によって、宗派の得意不得意があります。
近年、どの宗派にも属さない無宗教の方が増えていることから、無宗教葬が人気となっていますが、無宗教葬は葬儀会社によって内容が大きく異なります。
特に、遺骨を合同墓地に埋葬するか自然葬で散骨するかどうかなど、希望の葬送形式を取り扱っている葬儀会社を選ぶようにしましょう。
実績のある葬儀会社であるかどうか
近年、家族葬を選ぶ方が増えていることから、家族葬を取り扱う葬儀会社も増えてきています。
なかには悪質な業者もゼロではないため、明確な実績があるのか契約前に確認するようにしましょう。
また、地域で長く葬儀会社を運営している葬儀社なら、地域の斎場や火葬場について知識があるため安心して任せることができます。
信頼できる葬儀社を選ぼう
良い葬儀会社というのは、残された遺族にとって安心して故人を送り出せる葬儀社であるかどうかが最も重要なポイントです。
一般の方で「葬儀に慣れている」という人は居ません。
どんな些細なことでも最後まで親身に相談に乗ってくれる葬儀会社を選ぶようにしましょう。